りんごの生育状況 7月

名札付けから約1か月が経ち、りんごの実も大きく成長してまいりました。
夏のじりじりとした暑さにも負けず、農家さんが日々手入れをしてくださっています。
実の成りが良いことは嬉しいことですが、たくさん実が付いたままでは、ひとつひとつに十分な栄養が行き渡りません。
そこで行うのが「摘果(てきか)」です。実が混み合わないよう、実の状態や枝のバランスを見ながら、余分な実を丁寧に取り除きます。




良いりんごに育てるには、30cmおきに実1つが成るように間隔をあけて、間引いていきます。
また、1つの実に対して葉が70枚程度必要とされるため、木全体のバランスを見ながら、摘果作業をしていきます。
しなのスイート、陽光、サンふじは収穫目前で「葉つみ」という仕上げの工程があります。
実にまんべんなく太陽の光をあてることで赤く色づき、おいしそうなりんごになります。
園地を見せていただいている中で、こんなりんごがありました。

鳥やハクビシンなど、野生動物の食害です。
成長が早く、日焼けなど赤くなった早生のりんごは、おいしいのが分かるのか啄まれたり、かじられたりしているものもありました。
園主さんは対策を講じているものの、100%は防ぐことができません。
これからの時期、心配されるのが「枝ずれ」です。台風など強風でりんごの木が揺れて、りんごの実が枝に擦れることでキズがついてしまいます。さらに強い風になると枝が折れてしまったり、木が倒れてしまったりする恐れもあるので、まだまだ気が抜けません。
オーナーのみなさまに美味しく、たくさんのりんごを収穫していただけるように、園主さんはしっかりと管理してくださっています。

さらに、食害や枝ずれだけでなく、りんごの木の病気にも注意が必要です。
一度発生したらりんごの木が全滅し、その土地を再利用することも難しい、カビ由来の土壌病害があります。
お話しを聞かせていただいた唐澤(保)さんの園では、病気を発生させないよう年に1回は農薬を散布し、14日に1度は消毒をして回っているそうです。収穫までに13~14回の消毒作業を行っていることになります。
そうした工夫や、農家さんの努力により、毎年おいしいりんごが食べられていることを知り、より感謝の気持ちでいっぱいになりました。「オーナーさんに喜んでもらいたい」と唐澤さんは笑顔で語ってくださいました。
摘果が落ち着くと、園主さんたちはしばらく休憩期間になります。早生のりんごの収穫が始まるお盆明けからはまた忙しくなるため、束の間の休息です。(とはいえ、地域の夏祭りなど行事の対応で忙しくされている方がほとんどだそうです。)

今、豊丘村のりんご園には穏やかな時間が流れています。
りんごは夏の暑さや自然の刺激を受けて、子供のようにぐんぐん成長中です。暑さが落ち着くころには更に成長した姿をご覧いただけるのではないかと思います。
【品種ごとの生育の様子】
■シナノスイート



■陽光



■シナノゴールド



■サンふじ



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